80歳で20歯以上の自分の歯を残せるよう、お口の健康を考えてみましょう!
お口の健康について(歯間部清掃の必要性)
健康日本21と歯の健康について
「歯の健康」の現状
健康日本21と歯の健康について
健康日本21とは
2000年3月、厚生省は「21世紀における国民健康づくり運動(通称、健康日本21)」を策定しました。その中で9つの領域において目標値が設定され、歯の健康も食物の咀嚼のほか、食事や会話などの生活の質を確保する重要な要素であるとして、1つの領域となり、歯の喪失防止やその原因となるむし歯及び歯周病の予防について目標値が設定されました。
80歳で20歯以上の自分の歯を有する者の割合を20%を目指す、歯周炎になっている人の減少、子供のむし歯の減少、歯間部清掃用器具の使用を増やすなど13項目について目標値が設定されました。
出典:厚生労働省「厚生労働白書」平成18年度版
歯の健康に関する目標13項目
[幼児期のう蝕平均に関する目標6項目]
- むし歯(う蝕)のない幼児の増加
- フッ化物歯面塗布を受けたことがある幼児の増加
- 個別的な歯口清掃指導を受ける人の増加 など
[成人期の歯周病予防に関する目標5項目]
進行した歯周炎の減少
- 歯間部清掃用器具の使用の増加
- 80歳で20歯以上、60歳で24歯以上の自分の歯を有する人の増加 など
[歯の喪失防止に関する目標2項目]
(中垣晴男ら著 : 臨床家のための口腔衛生学より)
「歯の健康」の現状
毎日2回以上歯磨きしている人も多くなっていますが、
まだまだ歯と歯肉の健康維持が十分であるとはいえません。
1日の歯磨き回数
一人平均現在歯数
年齢別歯肉の所見の有無
磨けているつもりでは?
- 歯と歯の間の歯の面(歯間部歯面)や 歯と歯肉の境目、歯列の矯正装置をつけたところ、ブリッジのすきまなど、磨きにくいところはプラークが沈着しやすく、むし歯や歯周炎などの歯や歯周の病気につながります。
- 30歳を過ぎると約80%の人に、歯肉に所見(炎症)が見られ、さらに進行しています。また、歯ブラシだけでは歯間部歯面のプラークが60%残ってしまう報告もあり、歯間部清掃用器具の使用が健康日本21で目標設定されています。
(注)プラーク:歯垢
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