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お役立ち情報 vol.27.2


口腔ケアや健康についての情報を提供してまいります。

着色(ステイン)のお話

みなさんの歯に、茶色などの色が着いたことはないでしょうか?
これは、着色(ステイン)といいます。今回は、この着色(ステイン)のことをお伝えします。

1.着色 (ステイン)とは?

飲食物などに含まれる成分が、歯の表面のタンパク質の膜につき蓄積された外因性の着色と、歯の内部から発生して着色した内因性の着色に分けられます。

着色 (ステイン)の分類説明図
2.着色(ステイン)は取れますか?
出来ること
飲食物やタバコなどの外因性の着色
研磨剤入りの歯磨き剤を使用すると、ある程度取ることができます。
研磨剤の説明

※デントレ通信vol.15.2「歯磨き剤を比べてみましょう」もご参照ください。

より効果的に除去するには、歯科衛生士さんによるプロフェッショナルケアを受けましょう。

出来ないこと
歯髄(歯の神経)の病変や歯の発育不全などの内因性の着色
取り除くことはできません。
3.歯科衛生士さんによるプロフェッショナルケアはどのようなことをしますか?

歯石を取る器具であるスケーラーを使用して、着色(ステイン)を取ったり、専用の器具(シリコンのチップやブラシなど)を使用して、歯の表面を磨きます。
また、霧状の水とともに炭酸水素ナトリウムを噴出させて着色を取る歯面清掃器を使うこともあります。

4.着色(ステイン)を予防することはできますか?

歯の表面のタンパク質の膜に着色すると、時間が経つほど取りにくくなります。
食後、着色がタンパク質の膜に強固に結びつかないうちに、研磨剤の含まれている歯磨き剤を使用して歯磨きをすると防ぐことができます。

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