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お役立ち情報 vol.31.1


口腔ケアや健康についての情報を提供してまいります。

お役立ち情報

口腔乾燥症(ドライマウス)

だ液(唾液)の分泌量が減少したり、お口の中の粘膜の保湿度が低下した状態を口腔乾燥といいます。
口腔乾燥症(ドライマウス)とは、だ液の分泌量の減少や、お口が乾いていると自覚する症状すべてをいいます。
近年、口腔乾燥を自覚する患者さんが増えてきました。
今回は口腔乾燥症(ドライマウス)のことをお伝えします。

歯科衛生士のイラスト
1.口腔乾燥の原因
口腔乾燥の分類と原因

お口が乾燥する原因には、シェーグレン症候群によるものやストレス、薬物の副作用などさまざまなものがあり、とくに薬物の副作用とストレスによる心因性のものが多いといわれています。
緊張すると喉が渇き、リラックスするとだ液がよく分泌されることから、ストレスや緊張は唾液の分泌に大きく関係しているといえます。
だ液腺自体の問題である場合は少なく、舌などの口の機能の低下によって、だ液量が減少している状態が多く見られます。

2.口腔乾燥が引き起こす症状(口腔乾燥症と自覚する症状)
口腔乾燥が引き起こす症状(口腔乾燥症と自覚する症状)の図解
3.口腔乾燥の治療
口腔乾燥の治療の分類とその対応の説明図
4.なぜ、だ液は必要なのでしょうか?

だ液にはたくさんのよい作用があり、それがお口の中や全身を健康に保っています。そのため、だ液の分泌量が減ってしまうと、お口の中や全身が健康に保てなくなってしまいます。

※以前ご説明しました「歯や口腔の機能」「だ液(唾液)を科学する」を振り返ってご覧ください。
デントレ通信vol.4.2「歯や口腔の機能」
      vol.5.1「だ液(唾液)を科学する」
      vol.5.2「だ液(唾液)を科学する」

だ液の分泌を活発にするために生活習慣を見直しましょう。まずは、ご自分でできることから改善し、だ液の分泌量を増やしましょう。1. よく噛む習慣を身につける。2. 会話を活発にする。3. 表情を豊かにする。4. ストレスをためない。5. 十分に水分をとる。6. お口の中の保湿を心がける。7. 軽い運動を行い、自律神経を活発にする。8. 歯磨きをしっかり行う。9. 薬の副作用を起こさないように、薬に頼った生活を改善する。 だ液の分泌量が減ってしまうとお口の中に違和感が生じるだけでなく、全身の健康も保てなくなります。上記にあることを心がけ、いつも健康なお口、身体でいましょう。

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